最後部からの軟体J

もっと映画を見て欲しい。そしてあわよくば語りたいがために感想を並べ、映画のダイレクトステマを試みるブログです。

オデッセイ

火星での調査中、突如強烈な嵐に襲われる6人のクルー。

暴風に吹っ飛ばされたことにより死んだと誤認され、やむを得ず火星に置いてけぼりにされたマーク。

だが彼は生きていた!しかし、次に火星に有人機が来るのは4年後・・・

火星にたった一人・・・水も食料も酸素も絶望的に足りない、過酷で孤独な愉快なサバイバルが始まる!

 

 惑 星

 DASH

間違えました。

 

オデッセイ

  • あふれ出るユーモア
  • そしてDIY
  • じゃがいも
  • 洋画版鉄腕DASH

絶望的な状況なはずなのに、楽しく見られるすてきな映画。

どういう映画?と聞かれたら

火星版鉄腕DASH

と言えばだいたいの雰囲気は伝わると思う。そんなたのしい映画です。

既に円盤化しているのと、8月3日に地上波でやるそうなので、今回はダイレクトなステマです。

↓今回はネタバレはないよ!↓

 この映画公開の少し前に、似たような宇宙サバイバル物でゼロ・グラビティって映画が公開された。

絶体絶命の宇宙空間で、女性宇宙飛行士が地球へ生還すべく必死で生き残る、緊迫感が物凄い映画である。

(ちなみに、こちらもとても見ごたえある映画なので是非見て欲しい。技術・演技・設定等、ありとあらゆる方面から大絶賛。元宇宙飛行士も「限りなく現実の宇宙空間に近い」と褒めた。)

 

一方、オデッセイ。

こちらも絶望的な状況に変わりはないが、それでは先述のゼログラビティの二番煎じで終わってしまう。

この映画が二番煎じではない最大の特徴が、ほぼ8割を占めるユーモア。コレのおかげで、ゼログラビティとは別のベクトルで楽しむ事ができる。

序盤と後半のあるシーンでは絶望感が漂うが、主人公マークは基本的にユーモアを発揮しながらサバイバル生活を行う。

研究用の土、種芋、クルーたちの排泄物をうまく使い、火星でじゃがいもを育て上げた際に、

「その土地で初めて作物を育て上げると国と認められるらしい。つまり、ここ火星は僕の国ってことだ」

観測カメラ(一定時間ごとに撮影)により、マークが生きている=置いてけぼりにされた事を知ったNASAが「火星にたった一人で取り残されるなんて・・・いったい彼がどんな気持ちでいるか・・・」と絶望している最中、

「隊長が置いていった音楽ファイルを再生しているんだけど、ディスコミュージックしかないんだ。最低だ。この気持ち、わかってもらいたいね(じゃがいもを食べながら」

と、大体こんな調子。

パンフレットにも「この作品の要はユーモアなんだ、コレが欠けていたらこの作品はありきたりの物になっていた」と言われているくらい、この映画の最大のセールスポイントである。

どう考えても絶望的な状況で「隊長!!僕にアイアンマンやらせてください!!」なんてセリフは普通でてこない。

このユーモアと、マークが持ち前の知識で作物を栽培したり基地をリフォームしたり、ローバーを改造したりする流れにより、公開当初は

火星版DASH村

実質鉄腕DASH

と見た人達から評価されていた。

"

惑 星 DASH        火星でじゃがいもを しかし・・・

火星でサバイバル

"

うん、だいたいあってる。

 

そんなこんなで、8月3日に地上波初放送となるオデッセイ。

いい機会なので是非見てください。

そして、ついでにふかしたじゃがいもを食べたくなるがいい。